3Dペンと一緒に使う道具と準備

この記事では3Dペンと一緒に使う道具・準備と、あると便利な道具についてまとめます。(プラスチックのフィラメントを使用する、加熱タイプの3Dペンを想定しています。)

材料

なにはともあれ、3Dペンには材料が必要です。各自の3Dペンに合わせて購入してください。フィラメントの場合、使う分だけ切り出しておくと、手元の邪魔をせず安全に作業ができます。

作業場所

机に直接3Dペンを使うと燃えちゃったり…はさすがにしませんが、熱で跡が残ったりする場合があります。まずは机を守るためにカッター板や木の板などを用意しましょう。その上にもう一枚、作業用シートを重ねます。この作業用シートは溶けたプラスチックが適度にくっつき、後ほどはがすことができるものを使用します。

おすすめはクリアファイル

クリアファイルは適度にプラスチックがくっつきますし柔らかいのではがすときも簡単です。しかもファイルなので、下書きした紙をはさんでなぞり書きすることができます。何より用意がしやすく、お試しで使うのに最適です。ただし、すこーし剥がれやすく、また跡が残ったり穴が空いたりと長時間の使用には向きません。

他の作業用シート紹介

まずは3Dプリンタ用の特殊なシートです。めっちゃ便利ですが少し高価…。プラットフォームシートと呼ばれますが、これが本当に良い!思ったとおりにくっつき、熱が冷めれば簡単にはがすことができます。流石は専用のシートです。

次は紙です。しかも特殊な紙とかではなく普通の紙ですね。むしろ写真プリント用のツルツルした紙よりも普通紙の方が良いです。えんぴつで下書きをしたら直接3Dペンでなぞることができます。くっつきやすさもバッチリです。ただし、はがす時に紙の表面がくっついてしまい、作ったものに残ってしまう事が多いです。水洗いやヤスリで取れますが多少の手間がかかります。

工作道具

ぜひ用意してほしいのはハサミです。余分な箇所やフィラメントを切るのにも使えますし、加熱された3Dペンの先端を掃除することにも使えます。家に普通にあるものですし慣れ親しんでいる道具でもあるので、新たに練習する必要もありません。あとは必要に応じてカッター、ニッパー、ピンセットなどを用意してください。

安全に作業するために

3Dペンのケガはほとんどが火傷でしょう。一番気をつけなければいけないのは、3Dペン自体が顔・目に当たってしまうことです。3Dペンは電源コードが伸びており、フィラメントも絡まりやすい状態で取り付けられます。手足をひっかけてしまえば、そんなに重くない3Dペンは宙を舞ってしまいます。電源コードやフィラメントは整理し、場合によってはテープなどで固定しましょう。また、フィラメントは使う分だけ切り出し、できるだけ電源コードにからまないようにしましょう。

次に手・指先の火傷です。ペン先や溶け出たフィラメントは指先で触らず、ハサミなどを使うようにしてください。また、ペンを握る方とは反対の手に軍手を付けるとより安全です。ただし、作業がしにくくなる場合もあるので場合によっては素手で行ったほうが良いときもあります。

最後に腕の火傷です。特に3Dペンを持っていない時に起こりやすいケガです。ペン先を自分に向けたまま机におくと、他の作業をしている時に誤って腕に触れる危険性があります。熱いペン先は、必ず自分とは逆に向けておく、または置く場所を決めるのも良いでしょう。