無料の電子工作シミュレーターでLEDをチカチカさせよう!
電子工作って最初何したら良いか分からないし電子パーツの購入も必要でちょっとハードルが高いですよね…。
この記事では無料で電子工作を体験する方法としてシミュレーターの紹介をします。パソコンの画面上で電池や電球をつなげると本当に電気が通っているような動きを見せてくれます。
今回はTinkercadで電子工作のシミュレーションをやっていきます。Tinkercadは以前も記事で紹介しましたが、電子工作シミュレーターだけでなく3Dモデリングも行うことができます。
はじめかた
Tinkercadにログインしたら、左のメニューからCircuitsを選び「新しい回路を作成」を押します。
右のパーツリストから
- LED
- 3V コイン電池
- 抵抗
を出しましょう。
LEDには2本の足が生えています。右側が+、短い方がーです。
コイン電池にも上下に端子がありますね。上が+、下がーです。
LEDの足をクリックすると、そこから電線が伸ばせるようになります。そのままコイン電池へ伸ばし、+をクリックすると電線がつながります。
もし電線を伸ばしたときに変になったら、キーボードのEscキーを押せばやり直しができます。つながった線も、クリックすればBackspace(またはDelete)で消すことができます。
次にLED、コイン電池、抵抗をこのようにつないでみましょう。+とーを気をつけてください。
つなげることができたら、右上にある「▶シミュレーションを開始」を押してLEDが光ることを確認してください。
LEDをチカチカさせる回路をつくる!
でもこのままだと光るだけで動きがありません。これをチカチカと点滅させてみます。TinkercadではArduinoというマイコンボードのシミュレーションができるので、これを使います。
このリストのパーツを出して、図のようにつないでください。
- Arduino Uno R3
- LED
- 抵抗
つなげることができたら「▶シミュレーションを開始」をクリック!
…してもまだ点滅しません。
実は、Arduinoを動かすためにはプログラミングが必要です。「▶シミュレーションを開始」の左隣、「コード」をクリックしましょう。右側からプログラミング画面が出てきます。
プログラミング画面は図のような構成になっています。1番のエリアで、3番に表示するブロックを切り替えることができます。
出力、コントロールのブロックから、こんな風にプログラムを作ってみましょう!▽がついている部分はクリックすれば変えることができます。
今度こそ「▶シミュレーションを開始」をクリック!
LEDが1秒おきにチカチカしました!
「1秒を待機」ブロックの数字を変えるとチカチカの様子が変わります。クリックしたら数字が入力できますので、色々実験してみてください。
さいごに
Tinkercadのシミュレータは「まずは体験してみる・試してみる」うえで十分な機能を持っています。また、シミュレータで扱えるArduinoは入門用のマイコンボードではありますが、かなり色々なことができます。YouTubeにも色々な作品動画がアップロードされているのでチェックしてみてください。
もし興味が持てたらぜひArduinoや電子パーツを購入してみて、実際に電子工作をしてみてください。