3Dペンの基本

3Dペンは空中に絵が描ける!と話題にもなったものづくりツールです。この記事では仕組みや使い方、種類についてまとめます。

仕組み

3Dペンはプラスチックやレジン等の材料を使って、立体物を作れるペン型のツールです。材料はペン先から細い線のように押し出されるため、好きな形にしていくことができます。

使い方(操作)

色々な3Dペンが発売されていますが、共通している使い方(操作)は3つでしょう。

  1. 材料の用意
  2. 押し出す(材料のセット)
  3. 戻す(材料の取り出し)

なにはともあれ材料を用意します。材料は消耗品なので、必要に応じて購入します。2と3は3Dペンについているボタンを操作して行います。また、材料のセットや取り出すときにも使用します。
実際に使うときは、ボタン操作に加えてペン先の動きも同時に行うことになります。最初はむずかしく感じますが、2時間ぐらい練習すればだいぶ慣れてきます。

3Dペンの2つのタイプ

大きく分類すると、3Dペンは使う材料によって2つの種類があります。それぞれ特徴や使い勝手がちがうので、こちらもまとめます。

  • 加熱タイプ:プラスチックを使う
  • UV硬化タイプ:UVレジン液を使う

加熱タイプ

プラスチックを熱で溶かし、ペン先から押し出していくタイプです。個人的にはグルーガンに近いと思っています(スティック状ののりを熱で溶かして押し出すところが似ていませんか?)。3Dペンの先端は約180度~(※)になるのでやけどには十分注意してください。
※プラスチックの種類によって変わります。

押し出されたプラスチックは、糸のような細い形でも維持しやすいです。冷えて固まるまでは変形できますし、再加熱して修正することもできます。また、プラスチックなので多少曲げても元の形に戻ろうとします。これを利用すればクリップみたいな作品も作れそうです。

UV硬化タイプ

押し出したUVレジン液を紫外線(UV)で固めるタイプです。使っているときはペン先が光ります。レジン液塗ってから固めて、接着剤の代わりにする等の応用が効きます。また、熱を使わないのでやけどの心配がありません。

UVレジンは硬化したあとも透明度が維持されます。そのためガラスのような表現にする、ビーズを埋め込む等の表現に利用できます。ただし、一度硬化してしまうと戻すのは難しいようです。